WebデザイナーがConcrete5を使うことを躊躇う理由1

あまり参考にはならないかもしれませんが、Concrete5についていろいろな悩みを持っているという方が多いという話を聞いたので、自身の体験からデザイナーの悩みを払拭してみます

プログラムアレルギー

デザイナーが躊躇う第一の理由がプログラムです。

僕はweb業界で働くようになって、三年前にフリーランスになるまでプログラムは書いた事がありませんでした。
会社員時代にやって来た仕事は、基本的に設計書を書いて→デザインを起こして→htmlとcssでコーディングするまで。
システムの実装はプログラマにぶん投げていました。
僕もそうなのですが、はっきり言ってしまうとデザイナー職の人ってプログラム見るの嫌いなんですよ。アレルギー。
phpのソースファイル開いただけで「なんだそれ、わけわかんねー」って言って興味すら持たない人だっています。僕自身も昔そうでした。
もちろん、仕事上必要だから言語の基礎的な部分は理解してたつもりですが、ifとかechoとか本当に基礎の基礎、高校の授業で習うレベルの知識しかなかったんです。

そんな僕が出来ている理由をご紹介します。

実際にphpを新たに書く必要がほとんどない。

Concrete5は汎用性が高いCMSですが、基本的に普通にhtmlとcssを書いているのと同じ感覚でコーディングすれば特に問題がないです。
html+cssだったらWebデザイナーなら作業できますよね。それでいいんです。てかソレ以外にphpでいじる必要がある様なものは大体マーケットプレイスにアドオンがあります。

Concrete5の概念をシンプルに考えると、大きく分けて下記の二つに分類出来ます。

  1. テーマ(編集不可エリア)
  2. ブロック(編集可能エリア)

テーマは全体のデザインやレイアウトを決めるための要素です。
themesフォルダに入っています。htmlやcss、共通で使用する画像はここに置きます。
テーマのファイルは.phpですが、テーマ内にphpのループ処理や複雑な記述はありません。後述のブロック追加タグがあれば大丈夫。

ブロックは、CMSでは一般的に編集可能なエリアの事を指します。
テーマファイルの中にブロックの記述をするとその部分がCMS運用時にブラウザで編集可能になります。

<?php
$a = new Area('任意の英数');//場所毎に名前を変える
$a->display($c);
?>

実際にファイルを開いてみると、上記のブロック追加は最初から書いてあるのでhtmlのマークアップや、cssを変えるだけで組み込みできちゃいます。

ここまででphpを書く必要がほぼない事はご理解いただけましたでしょうか。

サイトを作るための要素が予め用意されているので自分で作る必要がない

静的なhtmlで30ページのサイトを作るとしたら、めんどくさいいくつかの作業があります。
例えばナビゲーションのリンクが切れてたり、パンクズはページ毎に設定しなきゃいけなかったり、共通部分のhtmlなんか毎回書いてられるかって話になると思うんですよ。で、手作業でやってると必ず間違えるんです。人間ですからしょうがないとしても、間違いの確認やら修正やらで余計な時間を取られるのって気持ちのいい事ではないですよね。
こんなのはたとえ話で実際にそんな案件ってもうあまり無いです。
むしろ静的htmlで30ページ作ったらconcrete5に組み込みするより高い見積もりにしないと割に合わないんじゃないかなぁ…。

で、予め用意されているものとして代表的なものが、以下。

  • スライドショー
  • オートナビゲーション
  • wysiwygエディタ
  • etc…

他にもたくさんあるけど、別の機会にご紹介します。
スライドショーは画像を選ぶだけで作れるし、オートナビはページさえ作れば各ページのサブページまでリスト構造化します。
wysiwygエディタは言わずもがな。エクセルからコピペすればそのままテーブルで入ったりしてとても便利。
これらは、特になにか設定をするわけでなく、デフォルトの機能です。

ブロックのカスタマイズもかんたん

「あぁ、ブロックから出力されるタグが<li>じゃなくて<p>だったらなぁ〜」と思った事はありませんか?

concrete5には「カスタムテンプレート」という機能があります。

これは、オートナビブロックやページリストブロックなどの出力される内容をちょっといじったりすることができます。

カスタムテンプレートはphpを知っていればより自由度の高い変更ができますが、僕は特に必要としていません。敢えてphpを書いていると言えば、ページタイトルを出力しているタグをコピペしたり、リンクをコピペしたり、基本的にコピペで出来てしまうんですよ。

 

ここまでで、プログラムについて細かく説明せずに書きましたが、本当にこの程度の知識で汎用性の高いCMS構築が出来てしまいます。

僕が簡単に扱える上に、お客さんからはこんなに使いやすいCMSは初めてですよ!とお喜びの声が聞けてwin-winの関係が築ける事間違いなし!!

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